Rhizoctonia solani AG−2−1担子胞子の感染によるダイズ葉腐病の発生(新発生)
課題番号 | 1992002313 |
研究機関名 | 東北農業試験場(東北農試) |
研究期間 | 単H03〜H03 |
年度 | 1992 |
研究問題 | やませ地帯における総合生産力安定向上技術の確立 |
大課題 | 作物病害虫の発生特性の解明と管理技術の開発 |
中課題 | 病害の発生動態の特性とそれらを巡る生物間相互作用の解明 |
小課題 | Rhizoctonia solani AG−2−1担子胞子の感染によるダイズ葉腐病の発生(新発生) |
摘要 | 3年7月、東北農試の小麦立毛間播種だいずほ場で、だいず葉に葉腐れ症状の不詳病害が突発したので、その原因を究明した。症状は、だいず葉に初め1mm前後の一次病斑が、のちその周囲に5mm〜4cmの円形または不定形、褐色の二次病斑として認められた。病斑部からはR.solani AG−2−1が高率に分離され、その担子胞子の接種により、ほ場と同様な症状が再現された。感染・発病過程やほ場でのAG−2−1子実体形成の調査結果から、本病は麦やだいず茎上に生じた胞子が葉に飛散し角皮貫穿して一次病斑を、次いで病斑から葉表に伸び出した菌糸が気孔感染し二次病斑を生じることが判った。本菌担子胞子によるダイズ葉腐病は国内外で初めての確認である。残された問題点:多発生条件の解明。成果の受渡し先:日本植物病学会で発表予定。 |
研究分担 | 地域基盤・病害生態研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030033987 |
収録データベース | 研究課題データベース |