ダイズわい化病媒介アブラムシ類の発生動態機構と保毒虫の行動解析(65)
課題番号 | 1992002317 |
研究機関名 | 東北農業試験場(東北農試) |
研究期間 | 延H01〜H06 |
年度 | 1992 |
研究問題 | やませ地帯における総合生産力安定向上技術の確立 |
大課題 | 作物病害虫の発生特性の解明と管理技術の開発 |
中課題 | 害虫の発生動態とそれらを巡る生物間相互作用の解明 |
小課題 | ダイズわい化病媒介アブラムシ類の発生動態機構と保毒虫の行動解析(65) |
摘要 | ダイズわい化病を媒介するジャガイモヒゲナガアブラムシの無翅胎生雌虫の幼虫期の発育速度を明らかにするために、ダイズで累代飼育中の無翅胎生雌虫が産んだ幼虫を5℃、10℃、15℃、20℃、25℃、30℃の定温条件で飼育し、幼虫期間を調べた。餌として新鮮なダイズの切離葉を用いた。幼虫期間の平均値は、5℃では70.1日、10℃では19.7日、15℃では12.5日、20℃では7.4日、25℃では6.3日、30℃では9.5日であった。30℃の温度区では高温による発育遅延が起こった。幼虫期の発育速度(幼虫期間の逆数)をR、温度をT(℃)で表し、Ratkowsky et al.(1983)の経験的モデルを当てはめた結果、(Rの平方根)=0.018(T+1.92){1−exp[0.18(T−34.7)]}なる関係式が得られた。ジャガイモヒゲナガアブラムシの発生動態の要因解明が不十分であるので、4年度には産子数、5年度には生存率、6年度には移動・分散行動を研究する。 |
研究分担 | 地域基盤・害虫予察研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030033991 |
収録データベース | 研究課題データベース |