主要アブラムシ類の有翅型出現機構の解明(68)
主要アブラムシ類の有翅型出現機構の解明(68)
課題番号 | 1992002318 | ||
---|---|---|---|
研究機関名 | 東北農業試験場(東北農試) | ||
研究期間 | 継S63〜H05 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | やませ地帯における総合生産力安定向上技術の確立 | ||
大課題 | 作物病害虫の発生特性の解明と管理技術の開発 | ||
中課題 | 害虫の発生動態とそれらを巡る生物間相互作用の解明 | ||
小課題 | 主要アブラムシ類の有翅型出現機構の解明(68) | ||
摘要 | 成虫化後0、12、24、48時間のエンドウヒゲナガアブラムシの無翅胎生雌虫を高密度条件下(3〜4齢幼虫6個体を同一飼育容器に入れる)に移し、成虫化後10日間に産出された子虫の有翅虫率を調べた結果、成虫化後12時間で高密度条件に移した場合に最も高く(63.3%)、他の時間に処理した場合は相対的に低かった(28.7〜36.3%)。無処理区の有翅虫率は6.7%であった。また、成虫化後0、6、12、24、48時間の無翅胎生雌虫にプレコセン(II)を1.0μg/0.5μlの濃度でアセトンに溶かして体表塗布し、成虫化後10日間に産出された子虫の有翅虫率を調べた結果、成虫化後6時間と48時間に塗布した場合に最も高く(42.5〜46.2%)、他の時間に処理した場合は相対的に低かった(16.4〜27.1%)。無処理区の有翅虫率は1.5%であった。高密度処理とプレコセン処理との差異は、両刺激が母虫体内に受容・伝達される経路の違いが原因と考えられた。 | ||
研究分担 | 地域基盤・害虫予察研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030033992 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |