培養系及び難貯蔵性種子等の超低温などによる保存技術の開発(35)
課題番号 | 1993000317 |
研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) |
研究期間 | 継H03〜H08 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 遺伝資源の収集・保存・利用技術の開発 |
大課題 | 遺伝資源の保存・管理技術の確立 |
中課題 | 植物遺伝資源の長期安定保存・管理技術の開発 |
小課題 | 培養系及び難貯蔵性種子等の超低温などによる保存技術の開発(35) |
摘要 | トウモロコシembryogenicカルスを用いて、乾燥法による超低温保存法の開発を試みた。アルギン酸ビーズに封入したカルスを前培養した後、乾燥し、液体窒素に貯蔵した。貯蔵後40℃で昇温し、3週間培養してカルスの生育及び形状を観察した。乾燥方法の違いによって保存後の生存率が著しく異なり、緩やかに乾燥したものよりもクリーンベンチ内で急速に乾燥し、含水率14〜22%にしたものが液体窒素保存後の生存率が高かった(80%以上)。しかし、再生したカルスの形状は保存前に比べ、non−embryogenicカルス、matured embryoを多く含む等、前培養に起因する問題があり、保存後に容易に植物体が再生できたものの、現状では細胞株の保存法としては不適格であると思われた。 |
研究分担 | 遺資二細胞育種・細胞育種研生殖保存研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034234 |
収録データベース | 研究課題データベース |