種子貯蔵タンパク質バイオメデカルプラスチックの新素材の開発(114)
課題番号 | 1993000383 |
研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) |
研究期間 | 継H03〜H12 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業生物の生理機能・生体機能の制御・利用技術及び未利用生物の有効利用技術の開発 |
大課題 | 植物,微生物及び小動物における生体機能利用技術の開発 |
中課題 | 生物の生体膜等細胞機能の解明と利用技術の開発 |
小課題 | 種子貯蔵タンパク質バイオメデカルプラスチックの新素材の開発(114) |
摘要 | 貯蔵タンパク質の未利用資源を新しい素材開発により、付加価値の高いタンパク質の素材に変換することが必要である。農業生産物を原料とし農業に役に立つ分解性バイオプラスチックの素材開発の可能性を試みた。トウモロコシ種子からアルコール可溶性のタンパク質を抽出し、分解性のプラスチックを成形するとともに、湿熱処理したフイルムの物理化学的特性と構造を検討した。トウモロコシのゼインタンパク質をエタノールに溶解した後、20℃で乾燥し、ゼインフイルムを作成した。フイルムの比重が1.445、分子形態は非結晶性であった。このフイルムを100、120、130℃で湿熱処理すると、一部分α型とβ型に分子形態した。ゼインタンパク質のガラス転移点は165℃であるので165℃以上で加圧すると分解性プラスチックが成形された。コムギのプロラミンのガラス転移点は172℃にあった。 |
研究分担 | 機能開発・生体機能研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034300 |
収録データベース | 研究課題データベース |