ジェミニウイルスの単離・同定及び利用(126)

ジェミニウイルスの単離・同定及び利用(126)

課題番号1993000412
研究機関名農業生物資源研究所(生物研)
研究期間継H02〜H06
年度1993
研究問題遺伝子・細胞操作等による新農業生物資源作出技術の開発
大課題新育種素材作出のための組換えDNA技術の開発
中課題有用形質における遺伝子の同定・単離と形質発現の解析
小課題ジェミニウイルスの単離・同定及び利用(126)
摘要オギ条斑ウイルス(MiSV)は日本で発見された唯一のイネ科植物に感染するジェミニウイルスである。MiSVをイネ科植物体内で複製できるようにベクター化し、外来遺伝子(CAT)の高率発現及びDNAの複製が必要とされるトウモロコシ由来のトランスポゾン(Ac/Ds)の切り出しの検出を明らかにした。同トランスポゾン内部にマーカー遺伝子(HPT)を挿入し(Ds::HPT)、ジェミニベクターから直接イネゲノム内に転移する可能性を検討した。Ds::HPTが複製できる状態でAc転移酵素を発現させた結果、独立した16のハイグロマイシン抵抗性カルスを得た。全てのカルスにハイグロマイシン抵抗性遺伝子の存在することがサザンハイブリダイゼーション分析により示された。ジェミニベクター部分をプローブとしたサザンハイブリダイゼーションではこのうち5個体でベクター部分の存在しないことが判明した。Inverted PCRを行いDsHyg近傍の塩基配列を調べた結果、この5個体全てでTarget site duplicationが見られた。この結果Ac転移酵素の働きでジェミニウイルスベクターから切り出されたDsHygが直接イネゲノム内に転移したことが明かとなった。ゲノム内での転移において近傍にしか転移しないと考えられているAc/Dsがジェミニウイルスベクターという染色体外因子から転移が示されたことは最初の知見である。
研究分担分子育種・形質転換研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034329
収録データベース研究課題データベース

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