脱臭法に関する研究−低濃度・大風量臭気ガスの脱臭技術開発(77)
課題番号 | 1993004081 |
研究機関名 | 生物系特定産業技術研究推進機構(生研機構) |
研究期間 | 完H04〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 環境保全と資源活用のための技術開発 |
大課題 | 環境汚染防止のための技術開発 |
中課題 | 脱臭,除塵技術に関する研究 |
小課題 | 脱臭法に関する研究−低濃度・大風量臭気ガスの脱臭技術開発(77) |
摘要 | 畜舎換気空気のように臭気ガス濃度が低く、かつガス風量が大きい臭気ガスに対応できる生物脱臭技術を開発する。なお、その生物脱臭材料に求められる条件としては、微生物等の生息環境条件の適正化(材料の保持水分、pH、温度、栄養源等)や材料中にガスを通す場合の通気抵抗の低減化がある。畜舎換気空気の臭気やそれに対する現状の対策などの特徴や問題点を調査・整理し、新たに開発すべき生物脱臭材料に求められる条件を取りまとめた。その結果、畜舎換気空気の主な臭気成分はアンモニア、低級脂肪酸類であり、比較的水に溶けやすいものであること。換気空気量は冬期は少なく、夏期はその十倍以上になるなど季節別変動が大きい問題があること。現在一般に利用されている脱臭剤(菌)では、脱臭効果が不安定である問題があることなどが認められた。生物脱臭材料として有望と思われる2種類のヤシガラチップについて、最大保持水分能力と通気抵抗等について調査し、1種類については脱臭材料としての利用の可能性が認められた。 |
研究分担 | 畜産工学・飼養研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034490 |
収録データベース | 研究課題データベース |