米の低アレルゲン性の検定(62)
米の低アレルゲン性の検定(62)
課題番号 | 1993002667 | ||
---|---|---|---|
研究機関名 | 中国農業試験場(中国農試) | ||
他機関 | 農研センタ | ||
研究期間 | 継H03〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 近畿・中国地域における耕地の高度利用方式の確立 | ||
大課題 | 作物育種技術の開発と品種の育成 | ||
中課題 | 育種素材の評価と育種素材化技術の開発 | ||
小課題 | 米の低アレルゲン性の検定(62) | ||
摘要 | 低アレルゲン系統85KG4および85KG7を増殖した。85KG4を精米し、小児科医師を通して7名の米アレルギー患者に摂食させたところ、2例に症状の改善がみられたが他は変化無しであった。胚乳を走査型電子顕微鏡で観察した結果、原品種のコシヒカリは複粒でん粉粒が多面体状であり、でん粉粒間の間隙が蛋白によって充填されていたが、85KG4の複粒でん粉粒は球状で、でん粉粒間の間隙の蛋白による充填が不十分であり、空隙の多い構造となっていた。85KG7はこの傾向がさらに著しかった。低アレルゲン米が紛状質で精米時に砕け易いのはこのでん粉粒と蛋白との構造によるものであると考えられた。 | ||
研究分担 | 作物開発・育種素材研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034563 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |