イネ幼苗における低温誘導性遺伝子の発現パターンの解析による耐冷性機能の評価(66)
課題番号 | 1993002014 |
研究機関名 | 北海道農業試験場(北農試) |
研究期間 | 単H04〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 寒地生物資源の低温生理生態の解明及び能力開発技術の確立 |
大課題 | 寒地生物資源の能力開発と生理的特性の解明 |
中課題 | バイオテクノロジー利用による新生物資源の開発 |
小課題 | イネ幼苗における低温誘導性遺伝子の発現パターンの解析による耐冷性機能の評価(66) |
摘要 | 日本型・ジャワ型・インド型の22品種のイネ幼苗について、5つの低温誘導性遺伝子及び光合成関連遺伝子について発現の品種間差を調べた結果2つの低温誘導性遺伝子RC167及びRC235の低温下でのmRNA蓄積量と低温枯死耐性との間で互いに逆の傾向を示す相関が示された。即ち、RC167では低温枯死耐性の品種で強い発現がみられ、逆にRC235では低温枯死感受性の品種群で強い発現がみられた。他の遺伝子については明確な傾向を持った品種間差は見られなかった。RC167及びRC235について品種間でのRNAのサイズの変異は検出されなかった。RC167およびRC235のcDNAの部分塩基配列を決定し、データベースに対して相同性検索を行ったが、明確な相同性を示すものはなかった。 |
研究分担 | 作物開発・育種工学研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034731 |
収録データベース | 研究課題データベース |