多孔質アルミニウム焼結板のガス吸着吸収能を利用した畑作物の高品質貯蔵及び流通技術の開発
課題番号 | 1993002106 |
研究機関名 | 北海道農業試験場(北農試) |
研究期間 | 新H04〜H06 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 寒地畑作・園芸作農業における総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 畑作物・園芸作物の低コスト、高品質、安定、多収化技術の確立 |
中課題 | 畑作物・園芸作物の品質評価、制御技術の確立 |
小課題 | 多孔質アルミニウム焼結板のガス吸着吸収能を利用した畑作物の高品質貯蔵及び流通技術の開発 |
摘要 | 最近の外国農産物の輸入攻勢や消費者ニーズの多様化、高級化指向によって流通過程における畑作生産物の高品質維持に対する要望の高まりは極めて強く、これに対応した技術開発が望まれている。これまでに主として野菜・花きなどを対象とし、多孔質の大谷石などゼオライトを壁材として利用した貯蔵庫の研究開発が行われたが、これら石材は天然素材であるため資源が有限でコストも高く、そのうえ重量があり振動に弱いので輸送過程におけるコンテナなどの資材としては不向きであった。多孔質材としてはすでに吸音用に多孔質アルミニウム板が実用化されており、気孔率、密度及び表面積など多孔質構造がコントロールできる生産技術が開発されようとしている。そのうえ生産コストは多孔質石材より安く、大量の畑作生産物に対する貯蔵・輸送用資材として有望視されている。本研究は新素材メーカーとの共同研究により、畑作生産物に対する高品質貯蔵及び流通技術を開発することを目的とする。 |
研究分担 | 畑作生産・品質評価研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034823 |
収録データベース | 研究課題データベース |