南大洋スケールにおける海洋環境構造の統合解析(7)
課題番号 | 1993005443 |
研究機関名 | 遠洋水産研究所(遠水研) |
研究期間 | 継H02〜H07 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 水域の水塊構造と変動機構の解明 |
大課題 | 遠洋水域の海況変動機構の解明 |
中課題 | 南大洋域の海洋特性及び水塊構造の解明 |
小課題 | 南大洋スケールにおける海洋環境構造の統合解析(7) |
摘要 | 南極海・南大洋スケールにおける生物の分布生態に対応できる綿密な環境構造の調査・解析を進めた。特に大西洋セクター・スコシア海の50゜Sから62゜20’S間の45゜W線沿いにおいて、表面から海底付近までの海洋構造を解析した。その結果、0℃以下の低温な南極表層水は57゜30’Sまで張り出していた。南極前線域は56゜S付近に認められた。45゜W線を横切る最大流速は南極前線付近にみられ、12,5cm/s(東向流)であった。またサウスシェトランド諸島周辺水域で顕著な風成沿岸湧昇流が発生している可能性が示唆され、本水域における生物生産にとって、この湧昇現象は重要な役割を持つと考えられた。 |
研究分担 | 海南大洋・南大洋資研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034966 |
収録データベース | 研究課題データベース |