さけ・ます類の食性及び行動の解明(18)
さけ・ます類の食性及び行動の解明(18)
課題番号 | 1993005456 | ||
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研究機関名 | 遠洋水産研究所(遠水研) | ||
研究期間 | 完S62〜H04 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 水産資源の生物特性の解明 | ||
大課題 | 遠洋水域における水産資源の生物特性の解明 | ||
中課題 | 溯河性さけ・ます類の生物特性の解明 | ||
小課題 | さけ・ます類の食性及び行動の解明(18) | ||
摘要 | 空胃率、胃内容物、消化段階および胃内壁pH値を指標として、夏期ベーリング海に分布するベニザケとシロザケの摂餌に関する日周期特性を調べた。両魚種は類似した日周期特性を示したが、両者の摂餌生態には幾つかの相違点が認められた。ベニザケは相対的にシロザケよりも栄養段階の高い餌生物を捕食することにより、またシロザケは幅広い餌生物をいつでも利用できるように生理的・形態的に適応することにより、必要な代謝エネルギーを獲得していることが推測された。また中央太平洋で超音波発信器をスチールヘッド・トラウトに装着して行動を追跡した結果、本種はさけ・ます類6種の中でもっとも表層性が強いことが判明した。本課題は4年度で終了する。得られた知見はさけ・ます類の海洋生活期の群泳生態の解明に応用されることが期待される。 | ||
研究分担 | 北洋資源・さけ生態研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030034979 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |