森林土壌の保水・浸透能向上技術の開発(22)
森林土壌の保水・浸透能向上技術の開発(22)
課題番号 | 1993004117 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H02〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 森林生態系における立地環境及び植物相の特性と機能の解明 | ||
大課題 | 森林立地の特性の解明と評価 | ||
中課題 | 森林土壌の水・熱環境の解明 | ||
小課題 | 森林土壌の保水・浸透能向上技術の開発(22) | ||
摘要 | 神子内担当区内のミズナラ林は、漸伐前は透水性が379.9cc/min.、粗孔隙が45.4%であった。漸伐1.5年後の粗孔隙は40.7%と漸伐0.5年後の値と変化なかったが、透水性は減少し、123.1cc/min.となった。堆積腐植ではMor型のF層がMull型よりも2倍以上保水率が高く、−3KPa以下の領域ではこの傾向は顕著であった。また、堅果状構造の発達したA層は無構造のC層よりも保水率の変動が大きいが、無構造の土壌に比べ、保水率は1.5倍も大きかった。京都のヒノキ林の例を用いてシミュレートすると、速い流出量(pF1.7以下の孔隙中の水の移動)はpF1.7〜2.7に相当する孔隙量に依存し、遅い流出量(pF1.7〜2.7に相当する孔隙中の水の移動)は全孔隙量が10%減少しても影響を受けず、間伐後の変化も速い水の移動に比較し、顕著ではなかった。 | ||
研究分担 | 森林環境北海道・地質研土壌研土物研立地研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035094 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |