大型野生動物に与える狩猟の影響と評価(176)
大型野生動物に与える狩猟の影響と評価(176)
課題番号 | 1993004249 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H03〜H07 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 森林の環境形成機能の解明と評価 | ||
大課題 | 人間活動によって生じる環境インパクトの森林への影響評価 | ||
中課題 | 野生生物に与える人為的影響の解明と評価 | ||
小課題 | 大型野生動物に与える狩猟の影響と評価(176) | ||
摘要 | 生息密度の低下を目的としたカモシカの捕獲が開始され13年が経過した。この間捕獲された個体はほとんどすべてが標本として回収され、性、年齢、繁殖状況(メスのみ)が査定された。今年度はこれに基づいて作成された年次齢構成からコーホート分析を行い、13年間の個体群の動態を明らかにした。このおもな結果は以下の通りである。個体数はゆっくりと減少し、近年では1,000頭前後を推移しつつある。加入数は250〜380頭の間を推移し、年次的な変動が著しかった。この変動には環境要因、とくに積雪との間に有意な相関が認められた。捕獲数は年次的に変化したが、3ケ年を除き加入数を上回ることはなかった。全体として、カモシカの特別許可は個体群を著しく破損することなしに、生息密度の一定の低下に成功しているといえる。 | ||
研究分担 | 森林生物・鳥獣管理研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035226 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |