樹冠構造と光環境と複層林(206)
樹冠構造と光環境と複層林(206)
課題番号 | 1993004274 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H03〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 生産目標に対応した育林技術の開発 | ||
大課題 | 森林の生産機構の解明による更新・保育技術の向上 | ||
中課題 | 森林施業に伴う物質生産の動態の解明による保育技術の向上 | ||
小課題 | 樹冠構造と光環境と複層林(206) | ||
摘要 | 樹冠に入射した光の樹冠内での利用過程を解明する目的で、13年生ヒノキ林において中、小サイズの2個体の葉量密度、光環境の三次元分布を、さいの目刈り取り法を用いて調べた。各個体樹冠内における葉量密度は、樹冠中、下方の幹付近で高かった。単位土地面積当たりの葉重は幹を中心に正規分布様に分布していることが示された。樹冠に入射する光の強さの樹冠構造に与える影響を調べる一環として、複層林の下層木において異なる光環境下での葉量と生枝下高直径の関係を調べた結果、光環境に関係なく、一つのべき乗式で表された。光環境の測定法としてアントラセン法の基礎実験を行った。林内においたアントラセン−エチルアルコール溶液の吸光度の対数値は林外の露光量(光量子量)に対してほぼ直線的に減少し、アントラセン法で測定した相対照度の測定は天候によってほぼ差がないことが示された。 | ||
研究分担 | 生産技術・生産研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035251 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |