関東・中部地域におけるサクラてんぐ巣病等の防除技術の開発(260)
課題番号 | 1993004330 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H01〜H09 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 森林生物管理技術の高度化 |
大課題 | 森林微生物制御技術の開発 |
中課題 | 森林病害制御技術の開発 |
小課題 | 関東・中部地域におけるサクラてんぐ巣病等の防除技術の開発(260) |
摘要 | 多摩森林科学園において発生病害の同定を行うとともに、そこで被害が目だった幼果菌核病の防除方法について検討した。同病は例年より被害が激しかった。特に被害が激しい品種は、ヒカンザクラ、ツバキカンザクラ、エドヒガン、イトザクラなどであり、ソメイヨシノ、ヤマザクラなどは個体差が大きかった。室内試験で3種の薬剤の幼果菌核病菌の分生子発芽阻止効果を調べたところ、ベフラン10ppmは同濃度のベノミールに比べ阻止率が有為に高く、バイレトンは対照と差が見られなかった。ベノミール、ベフランをPDAに混合し、幼果菌核病菌菌そう成長への影響を試験した結果では、両薬剤とも1ppmでも菌そうの成長を極端に抑制し、薬剤間では差がみられなかった。子実体(子のう盤)形成条件を検討するため、春に分生子が形成された幼果を採取しポット中の畑土、鹿沼土に埋め温度を変えて試験した結果、条件によって発生が促進されることが確認された。 |
研究分担 | 森林生物・樹病研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035307 |
収録データベース | 研究課題データベース |