有用広葉樹の生育立地の解明(335)
有用広葉樹の生育立地の解明(335)
課題番号 | 1993004399 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継S61〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 亜寒帯・針広混交林帯における森林の特性及び機能の解明と公益的機能利用技術の高度化 | ||
大課題 | 天然林生態系の構造と動態の解明 | ||
中課題 | 天然林構成樹種の立地特性の解明 | ||
小課題 | 有用広葉樹の生育立地の解明(335) | ||
摘要 | 火山放出物を母材とする土壌に成林した約50年生のヤチダモ人工林で、樹高成長が相対的に大きい林分をA区、反対に小さい林分をB区とし、両区の原土ならびに培養土の有効態窒素とヤチダモの成長状態との関連性を検討した。原土を温度25℃、湿度60%で14日培養した結果、T−Nは培養前の原土とほぼ同様の値を示したが、無機化率はA区がB区を1.2倍〜2.1倍上回り原土とは反対の傾向を示した。同じ傾向はA区表層の硝酸化成率についても認められた。すなわち、ヤチダモの成長量が相対的に大きいA区の土壌は地温、水分条件など窒素の無機化が促進される期間には有効態窒素の生成が顕緒で、生育するヤチダモの窒素利用が有利になる可能性が示唆された。 | ||
研究分担 | 北海道・土壌研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035376 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |