ナラ類種子害虫の被害実態とその生態の解明(384)
課題番号 | 1993004451 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H01〜H05 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 成熟途上林業地帯における経営管理技術及び施業技術の高度化 |
大課題 | 低山帯林地の高度利用技術の確立 |
中課題 | 有用広葉樹林の造成技術の確立 |
小課題 | ナラ類種子害虫の被害実態とその生態の解明(384) |
摘要 | ナラ類の種子害虫についてその実態を把握し、主要な害虫については、その生態を明らかにするため、固定試験地(安比、八甲田)にシードトラップを設置し、落下種子の被害調査を行った。本年は不作で種子の落下が少なく(総落下数■当り安比45粒、八甲田44粒)、未熟な種子が7月中旬から、成熟種子が9月上、中旬から落下した。虫害は種子の未熟な時期にはみられず、堅果が殻斗から頭を出すと急激に増加し、10月上、中旬の被害率は安比で65%、八甲田で55%であった。未熟な種子の落下は不作年には特に多く、総落下数に対し安比で゛61%、八甲田では78%であった。これまでの調査で確認された種子害虫は、コナラシギゾウムシ、ヘリオビヒメハマキ、サンカクモンヒメハマキ等、4科7種になった。 |
研究分担 | 東北・昆虫研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035428 |
収録データベース | 研究課題データベース |