年輪構成と材の構造(402)
年輪構成と材の構造(402)
課題番号 | 1993004462 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H02〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 成熟途上林業地帯における経営管理技術及び施業技術の高度化 | ||
大課題 | 良質材生産技術の改善 | ||
中課題 | 良質材生産のための育林技術の改善 | ||
小課題 | 年輪構成と材の構造(402) | ||
摘要 | 針葉樹材の年輪幅と比重の関係をみると、一般に年輪幅の狭いものは広いものに比べて比重が大きい。しかし、カラマツでは年輪幅が比較的均等な中にあって、とくに、狭いものはStarved woodと呼ばれ、低比重がその特徴である。このような年輪が形成される原因として、食葉性昆虫による被害木に注目した。食葉性昆虫の被害により無葉化して、1シーズンに2度開葉した上層木から円板を収集し、年輪構造を調べた。被害当年の年輪は高さ0.5〜5.2mの間が早材細胞だけで構成されており、壁厚の晩材細胞を欠いていた。したがって、この区間の晩材率は0であるため、低比重の傾向は免れないものと考えられた。 | ||
研究分担 | 東北・土壌研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035439 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |