常緑広葉樹林の極盛相形成過程の解明(593)
常緑広葉樹林の極盛相形成過程の解明(593)
課題番号 | 1993004645 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 完H01〜H04 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 温暖多雨地帯における森林育成・管理技術の高度化 | ||
大課題 | 常緑広葉樹用材林の育成技術の確立 | ||
中課題 | 天然更新と保育技術の開発 | ||
小課題 | 常緑広葉樹林の極盛相形成過程の解明(593) | ||
摘要 | カシ類が優占する常緑広葉樹林が維持・形成される機構を解明する目的で、2箇所の固定試験地において、毎木調査、実生・稚樹の成長・生残、落下種子量、光環境の調査を行った。常緑広葉樹林内光環境は相対照度1.37%±0.26%であった。このような暗い条件下ではカシ類の稚樹が成長するのは難しく、後継樹の分布はギャップ依存的であった。この傾向はタブノキでも同様であり、カシ類とタブノキは盛んな種子生産によって稚樹バンクを維持し、ギャップ形成によって更新の機会を得ていることがわかった。一方、イスノキの種子生産はカシ類やタブノキと比べて貧弱であったが、うっ閉した林床でも生存率が高く、更新においてギャップに依存しないとみなせた。 | ||
研究分担 | 九州・暖帯研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035622 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |