リグニンの水溶性化(761)
リグニンの水溶性化(761)
課題番号 | 1993004825 | ||
---|---|---|---|
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H02〜H06 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 木質系資源の改質・成分利用技術の高度化 | ||
大課題 | 樹木の化学成分特性の解明と高度利用法の開発 | ||
中課題 | 木材成分の新利用技術の開発 | ||
小課題 | リグニンの水溶性化(761) | ||
摘要 | リグニンの分散剤としての利用を考え、各種単離リグニンの水溶性化反応を確立することを目的とした。ここでは、リグニンにフェノールスルフォン酸(PSA)を作用させ親水性のスルフォン基を導入することについて検討した。PSAは、濃硫酸とフェノールを混合することによりパラ置換体とオルト置換体の混合物として容易に得られるが、そのオルト置換体が大きくリグニンの水溶性化に関与しているため、その単離を行った。ナトリウム塩として取り出した両置換体の混合物を無水酢酸/ピリジンで処理するとフェノール性水酸基がアセチル化されたオルト置換体のみが溶液部に溶存するため、これを減圧下溶媒を留去し希アルカリで処理した後、イオン交換樹脂を用いて遊離の酸とし、純粋なPSAのオルト置換体を得ることができた。 | ||
研究分担 | 木材化工・成分研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035802 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |