結晶性セルロースのセルラーゼによる加水分解機構の解明(768)
課題番号 | 1993004831 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H04〜H08 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 木質系資源の改質・成分利用技術の高度化 |
大課題 | 樹木の化学成分特性の解明と高度利用法の開発 |
中課題 | 微生物・酵素新利用技術の開発 |
小課題 | 結晶性セルロースのセルラーゼによる加水分解機構の解明(768) |
摘要 | 木材の主要成分の一つであるセルロースは、種々の動植物に含まれ、天然界のセルロースはその結晶系の相違から海藻−バクテリア型のセルロースIαとコットン−ラミー型のセルロースIβに分類される。セルロースはその起源の相違から、酵素による分解性に違いがあった。結晶化度、結晶領域の大きさ、試料の表面のアクセシビリティーの相違など様々な原因が考えられてきたが、結晶系の相違もその原因となることが明らかになった。セルロースIαの方がセルロースIβよりも容易にTrichoderma系セルラーゼによって分解された。このことは、電子線回折、赤外吸光スペクトルによって確認した。 |
研究分担 | 木材化工木材利用・酵素利用研組織研(部長) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035808 |
収録データベース | 研究課題データベース |