樹木クラウンゴールの細胞壁生成機構の解明
樹木クラウンゴールの細胞壁生成機構の解明
課題番号 | 1993004892 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 単H05〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 生物機能の解明による新利用技術の開発 | ||
大課題 | 森林植物及び微生物の生物機能解明と高度利用法の開発 | ||
中課題 | 木本植物細胞の伸長・分化機構の解明 | ||
小課題 | 樹木クラウンゴールの細胞壁生成機構の解明 | ||
摘要 | 双子葉植物の多くに発生する根頭がん腫病はグラム陰性土壌菌によって引き起こされる。病気の直接の原因は細菌そのものではなく、細菌中に宿るTiプラスミドによって引き起こされ、植物分子生物学では、ベクターとして盛んに用いられている。しかし、腫瘍化という大きな形態の変化の担い手は細胞壁の化学構造の変化であるにもかかわらず、根頭がん腫病の患部の化学構造や組織学的研究はほとんどなされていない。本研究は、ポプラのクラウンゴールと正常な細胞から成長を制御している細胞壁をそれぞれ単離し、細胞壁成分の化学構造を特徴付けるとともに、細胞壁の組織学的特徴を明らかにすることを目的とする。樹木形成層は盛んに細胞分裂を行い、クラウンゴールと類似した点が多いので、腫瘍細胞の細胞壁生成機構を解明することにより、木本植物の細胞壁生成機構を解明する糸口とする。 | ||
研究分担 | 生物機能木材化工木材利用・生化研組織研木化研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035869 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |