遺伝子保存のための天然林調査−ミズナラとミヤマナラの遺伝変異(840)

遺伝子保存のための天然林調査−ミズナラとミヤマナラの遺伝変異(840)

課題番号1993004913
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間完S63〜H04
年度1993
研究問題森林遺伝資源の保全と利用の高度化
大課題森林植物の遺伝的評価と高度利用技術の開発
中課題林木集団の遺伝的構造と分化の解明
小課題遺伝子保存のための天然林調査−ミズナラとミヤマナラの遺伝変異(840)
摘要分類学上異論のあるミズナラとミヤマナラの系統類縁関係について、遺伝的視点からの検討を行った。両種の天然分布域から種子を採集し、同じ場所で養苗して苗高、展葉期、葉形質を調査した。その結果、多くの形質で産地間とともに両種間で明らかに有意な差異が認められた。また、秋田、岩手、群馬、新潟の4山域の両種各2集団から、集団当り50個体の冬芽を採集してアイソザイム分析を行った。種内集団間の遺伝的分化の指標(GST)は、ミズナラで0.02、ミヤマナラで0.07であり、変異の大部分は集団内に維持されていた。両種間の遺伝距離は最大でも0.028で、種レベルの差異とはいえなかった。両種は自然淘汰を受けて分化しているが、単純に祖先種と派生種の関係にあるとはいえないと考えられる。
研究分担生物機能・集団遺伝研(科長)
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035890
収録データベース研究課題データベース

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