熱帯林の構造変化に伴う動物・微生物の種構成(859)
課題番号 | 1993004932 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
他機関 | 熱研【日高輝展】 |
研究期間 | 完H02〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 地球規模における森林資源の特性及び保全方法の解明 |
大課題 | 海外の森林資源情報の体系化及び森林資源の保全方法の解明 |
中課題 | 地球環境保全のための森林造成・保全方法の解明 |
小課題 | 熱帯林の構造変化に伴う動物・微生物の種構成(859) |
摘要 | マレーシア低地熱帯降雨林における昆虫の垂直分布を明らかにするため、係留気球で誘引トラップを樹冠部まで吊り上げ、昆虫類の誘引調査を行った。その結果、森林の下層ではあまり誘引されない訪花性のコガネムシ類や樹木の新芽に食入するゾウムシ類などは樹冠部内あるいはその上層で活動していることが分かった。訪花性コガネムシ類の一日当り誘引数は夕方の降雨量に比例して増えたことから、降雨パターンによってコガネムシ類など訪花性甲虫類の活動が左右されることが示唆された。様々な林相の森林に誘引トラップを設置して誘引された甲虫類の科多様度を調べたところ、山地自然林(セマンコック)と低地自然林(パソー)では多様度が高く、パソーのやや人為撹乱をうけた周辺林や低地二次林(FRIM実験林)では低下する傾向があった。 |
研究分担 | 北海道・昆虫研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030035909 |
収録データベース | 研究課題データベース |