クリタマバチの導入寄生蜂の特性と有効性の評価(282)

クリタマバチの導入寄生蜂の特性と有効性の評価(282)

課題番号1993001410
研究機関名果樹試験場(果樹試)
他機関沖縄農試
研究期間完S60〜H04
年度1993
研究問題果樹害虫の発生生態の解明と防除法の確立
大課題果樹害虫に対する天敵生物利用技術の確立
中課題果樹害虫の天敵生物相の解明並びに在来及び導入天敵生物の有用性の評価
小課題クリタマバチの導入寄生蜂の特性と有効性の評価(282)
摘要昭和53年から実施したこの研究の目的はクリの新芽を加害するクリタマバチを中国から導入した寄生蜂チュウゴクオナガコバチによって生物防除することであった。260匹のチュウゴクオナガコバチ雌成虫が昭和53年4月に果樹試験場内に放飼された。放飼後順調に個体数が増加し、それとともに果樹試験場内のくりの被害芽率は年を追って低下した。その間この蜂の産卵能力、羽化時期、2次寄生蜂、在来寄生蜂との交雑の可能性を研究した。結果この蜂による生物的防除には次の様な特徴があり、クリタマバチの防除法として決定的な効果を持つことが確認できた。■クリタマバチだけを探して産卵する能力がある。クリタマバチの密度が低くなっても探し出す能力は高いので寄生率は低下しない。■成虫は4月下旬に羽化して寄生活動をするので農薬などによる阻害は起きない。また、成虫の寿命は長いので気象の変動に対して適応力がある。■クリのその他の害虫に対する薬剤散布はこの天敵に対しては影響を与えない。■一度放飼すれば定着してクリタマバチを防除できる。クリのように経済性の低い作物では薬剤散布での防除は不可能であった。チュウゴクオナガコバチの放飼(活用)によって、今までクリタマバチの被害のために植栽されなかったクリタマバチ感受性の優良品種も栽培が可能になり、大きな波及効果が期待できる。
研究分担保護・虫害研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036186
収録データベース研究課題データベース

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