索餌域におけるマイワシの餌料環境の構造と変動様式の解明(11)
課題番号 | 1993004954 |
研究機関名 | 北海道区水産研究所(北水研) |
研究期間 | 延H01〜H07 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 水域特性の総合評価技術の確立 |
大課題 | 北方亜寒帯水域における水域特性の把握技術と情報の総合化手法の開発 |
中課題 | 北海道周辺及び北方水域における水域特性情報の総合化手法の開発 |
小課題 | 索餌域におけるマイワシの餌料環境の構造と変動様式の解明(11) |
摘要 | サイズ別ネットによるマイワシ餌料生物調査によって、マイワシの主要な索餌域である亜寒帯前線以北の太平洋では、亜寒帯前線以南の太平洋に比べ餌料生物量が有意に多く、この餌料生物量の差は主に動物プランクトン量の差によるものであることが明らかになった。また餌料生物密度のきわめて高い海域には暖・冷水塊、親潮等の流動構造がみられることが多いことから、何等かの流動構造によって好適な餌料環境が形成される可能性が示された。さらに飼育実験で求めたマイワシ胃内容物回転率を用いることによって、昨年までに確立された胃内容物化学分析による定性的食性推定法と併せて、索餌域におけるマイワシ摂餌行動の定性的・定量的判定法が確立された。 |
研究分担 | 海洋環境・海動態研生環研(部長) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036250 |
収録データベース | 研究課題データベース |