大区画水田における水稲散播作業技術と生育制御技術の確立(60)
課題番号 | 1993002557 |
研究機関名 | 北陸農業試験場(北陸農試) |
他機関 | 新潟農試;農研センタ;富山農試【鍋島学;金子均】 |
研究期間 | 継H03〜H05 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 北陸平担水田地帯における総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 積雪地帯における高生産性稲作技術の確立 |
中課題 | 水稲の低コスト・高位安定生産技術の確立 |
小課題 | 大区画水田における水稲散播作業技術と生育制御技術の確立(60) |
摘要 | 播種作業のほか肥料散布等多目的に使用可能な作業幅10mのT型多口ホース噴頭を用いたトラクター搭載型動力散布機を試作し、催芽籾播種作業への適応性を検討した。播種の横断方向分布ムラは、変動係数28%で実用可能な精度が得られた。しかし、種子の繰り出し量は、同じ設定でも例えば35.2〜85.5■/haと種子の乾湿状態によって変化したので、繰り出し調量機構を改良する必要がある。また種子がホース噴頭内を高速で通過する際の衝撃が原因と思われる発芽障害が発生したので、種子がホースの屈曲部を通過しない処置と噴口に取り付けた抵抗板の表面に緩衝材を張り付けた。その結果、発芽障害は20%程度にまで減少したので、今後の実用化に向けての方向性を明らかにすることができた。次年度は、調量機構の改良と催芽種子の多口ホースへの供給方法を改善する。 |
研究分担 | 水田利用地域基盤・機械施設研栽培生理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036345 |
収録データベース | 研究課題データベース |