米の品質に及ぼす塩素系肥料の生理的機能に関する解析的研究
課題番号 | 1993002575 |
研究機関名 | 北陸農業試験場(北陸農試) |
他機関 | 研究交流 |
研究期間 | 単H04〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 北陸平担水田地帯における総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 積雪地帯における高生産性稲作技術の確立 |
中課題 | 水稲の品質向上技術の確立 |
小課題 | 米の品質に及ぼす塩素系肥料の生理的機能に関する解析的研究 |
摘要 | 塩素系肥料の施用が水稲の生育・収量、米の成分組成に及ぼす影響の解明と品質向上を目指した塩素系肥料の施肥技術を明らかにするため、塩安施用区と硫安施用区を設定して、生育・収量調査および収穫された米の食味について分析を行った。その結果、生育は塩安区が硫安区に比べ草丈・茎数が勝り、乾物重が増加し、更に稲体の窒素吸収量も多く、同一施肥条件では硫安区より塩安区の方が精玄米収量、藁収量ともに多かった。収穫された米について官能試験、近赤外分光分析、窒素含有率等の食味関連の項目を調べたが、区間の明確な差はなかった。ただし、塩安施用区では、窒素吸収量や収量が高い割に白米中の窒素含有率は低くなり、塩安の施用により食味を大きく低下させることなく収量を高めうる可能性が示唆された。 |
研究分担 | 水田利用・土壌管理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036363 |
収録データベース | 研究課題データベース |