雲南省イネ品種のいもち病抵抗性(19)
雲南省イネ品種のいもち病抵抗性(19)
課題番号 | 1993003848 | ||
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研究機関名 | 熱帯農業研究センター(熱研) | ||
他機関 | 雲南省農業科学院;北陸農試 | ||
研究期間 | 完S62〜H04 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 熱帯・亜熱帯における作物の生産・利用技術の開発,改善 | ||
大課題 | 熱帯・亜熱帯における稲作の改善 | ||
中課題 | 熱帯・亜熱帯における稲の育種 | ||
小課題 | 雲南省イネ品種のいもち病抵抗性(19) | ||
摘要 | いもち病抵抗性品種の育成においては、圃場抵抗性と真性抵抗性の両方を利用することが望まれる。そこで、圃場抵抗性の検定法を確立するとともに、インディカ稲の抵抗性遺伝子について調べた。葉いもち圃場抵抗性の検定は、ガラス室で育成した4葉期の苗にいもち病菌を接種した後、夜間ビニール被覆と加温をして二次感染を起こさせることによって可能であった。以上の方法にもとづいてジャポニカ稲の葉いもち圃場抵抗性を検定するとともに、真性抵抗性遺伝子型別に比較基準品種を選定した。供試したインディカ稲81品種のうち、ジャポニカ稲栽培地帯の主要ないもち病菌レースすべてに抵抗性反応を示した19品種は、雲南省のインディカ稲栽培地帯および日本で採集したいもち病菌に対する反応型から9群に類別され、少なくとも5個の未知の真性抵抗性遺伝子をもつと推定された。これらの遺伝子は、抵抗性品種育成の遺伝資源として有用であると推察される。 | ||
研究分担 | 研二(主研) | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036422 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |