トリパノゾーマ抵抗性牛の育成のための基礎特性の検定
課題番号 | 1993003937 |
研究機関名 | 熱帯農業研究センター(熱研) |
他機関 | アフリカ国際畜産研究所 |
研究期間 | 新H04〜H07 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 熱帯・亜熱帯における畜産技術の開発,改善 |
大課題 | 熱帯・亜熱帯における家畜の生産性向上 |
中課題 | 熱帯・亜熱帯における主要家畜の飼養技術の改善 |
小課題 | トリパノゾーマ抵抗性牛の育成のための基礎特性の検定 |
摘要 | アフリカ牛のトリパノゾーマ抵抗性並びに乳・肉等の生産性への関連性を明らかにする遺伝的解析手法を開発し、それを基にその遺伝特性を明らかにして育種戦略を構築する。まず本年度は、トリパノゾーマ疾病の症状として貧血をとりあげ、その症状の有無と短期的なツエツエバエ多発地帯での飼養時における一日当たり増体量の野外データをもとに、両者の遺伝分散、遺伝共分散等の遺伝的パラメータを求める手法を開発した。その結果、増体量の遺伝率は0.28、貧血症状の遺伝率は0.14、両者の遺伝相関は−0.80を示した。このことは、貧血症状を示すものは増体は低いが、増体の遺伝率が比較的高かったので、増体単独の選抜でもかなりの程度、間接的にトリパノゾーマ抵抗性を遺伝的に高められることを意味する。 |
研究分担 | 研一(主研) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036511 |
収録データベース | 研究課題データベース |