有用植物の有用機能の評価と利用法−マメ科作物に対するエピブラシノライドの生理作用の評価と利用−
課題番号 | 1993003979 |
研究機関名 | 熱帯農業研究センター(熱研) |
他機関 | 東京農業大学【太田保夫】 |
研究期間 | 新H04〜H07 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 熱帯・亜熱帯における生物機能の特性の解明と利用 |
大課題 | 環境ストレスに対する植物の生理生態的反応 |
中課題 | 熱帯における植物のストレス耐性機構の解明と利用 |
小課題 | 有用植物の有用機能の評価と利用法−マメ科作物に対するエピブラシノライドの生理作用の評価と利用− |
摘要 | 有用機能を備えた植物を有効利用することにより肥料や農薬投下量の削減・作物収量の向上が期待される。植物ホルモンの一種であるブラシノライドはアブラナの花粉などに含まれ作物の収量を増加させる機能を持つことが報告されているが、その詳細な機構は明らかではない。そこで、本研究はブラシノライドが作物生育におよぼす影響を調べ、適切な施与方法を開発することを目的とする。本年度は、ブラシノライドが熱帯マメ科植物の生育、収量構成要素に及ぼす影響について調べた。リョクトウとヒヨコマメの種子を長時間(20時間以上)高濃度のエピブラシノライドで処理すると根の発育は抑制されたが、低濃度処理(0.01ppm以下)により総分岐根長、ニトロゲナーゼ活性、硝酸還元酵素活性、レグヘモグロビン含量が増加した。さらに、エピブラシノライドを葉面散布することにより、通常の栽培条件及びストレス条件下での根の発育や根粒の発達、収量が改善された。今後はエピブラシノイドの適切な施与方法について検討する。 |
研究分担 | 企連・研究企画 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036553 |
収録データベース | 研究課題データベース |