大和堆におけるプランクトン現存量の季節変動の解明(5)
課題番号 | 1993005390 |
研究機関名 | 日本海区水産研究所(日水研) |
研究期間 | 延S63〜H09 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 水域における生物生産機構の解明 |
大課題 | 日本海における低次生物生産構造の解明 |
中課題 | 日本海におけるプランクトンの生産と環境条件の解明 |
小課題 | 大和堆におけるプランクトン現存量の季節変動の解明(5) |
摘要 | 7月23〜24日にみずほ丸により大和堆周辺水域に9定点を設定して、一般海洋観測と動物プランクトン採集を行った。0.33mm目合のノルパックネットによって得られた沈澱量は0〜150m鉛直曳きの場合0.16〜0.71ml/m3,0〜500m鉛直曳きの場合0.31〜1.60ml/m3であった。また0.10mm目合のノルパックネットによって得られた結果は、それぞれ0.51〜1.88ml/m3、0.90〜4.09ml/m3であった。優占動物群はかいあし類(優占目カラノイダ)、おきあみ類(優占種Euphausia・pacifica)、端脚類(優占種Themisto・japonica)、矢虫類及びつりがねくらげであった。表面水温は20.8〜23.1℃、日本海固有水(水温<1℃)は250〜500mに認められた。元〜4年度の結果から、現存量は5月に多く、10月に少ない傾向を示したが、年1回の調査のため、その季節変動パターンの実態把握には資料不足である。このため研究期間を延長し、年間最大量、最低量が予想される4月、8〜9月の調査を実施する他、主要月における年変化についても検証する。 |
研究分担 | 海洋環境・生環研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036603 |
収録データベース | 研究課題データベース |