沿岸海域における栄養塩供給量の季節変動(10)
沿岸海域における栄養塩供給量の季節変動(10)
課題番号 | 1993005396 | ||
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研究機関名 | 日本海区水産研究所(日水研) | ||
研究期間 | 継H04〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 水域における生物生産機構の解明 | ||
大課題 | 日本海における低次生物生産構造の解明 | ||
中課題 | 水域の肥沃化機構の解明 | ||
小課題 | 沿岸海域における栄養塩供給量の季節変動(10) | ||
摘要 | 信濃川、阿賀野川の河口域に近い新潟沿岸域で海洋観測を行い、河川水の拡散と、それに伴う栄養塩、クロロフィルの分布等を調査した。その結果、秋季には硝酸塩と溶存珪素は、それぞれ塩分に対して負の直線関係を示し、沿岸では保存成分として挙動していることが示された。一方、春、夏季には植物プランクトンによる消費の割合が大きく、河川水から供給された栄養塩の除去過程には、季節変動が顕著であった。しかし、海水中の窒素、燐、珪素の原子比を、植物プランクトンの体成分比(レッドフィールド比)と比較すると、珪素は季節を問わず豊富に存在しているものの、窒素と燐は珪素に比べて乏しく、特に窒素は植物プランクトンの成長に対する制限要因になっている可能性が示唆された。 | ||
研究分担 | 海洋環境・海動態研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036609 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |