マダイ等種苗の遺伝的変異の解明(37)
マダイ等種苗の遺伝的変異の解明(37)
課題番号 | 1993005427 | ||
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研究機関名 | 日本海区水産研究所(日水研) | ||
研究期間 | 延H02〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 有用水産資源の培養及び管理技術の確立 | ||
大課題 | 日本海における資源培養と管理技術の開発 | ||
中課題 | 魚介類放流技術及び放流効果測定法の確立 | ||
小課題 | マダイ等種苗の遺伝的変異の解明(37) | ||
摘要 | 4年度は人工種苗の遺伝的変異を調べるため、3カ所の種苗生産現場で生産されたヒラメについて、筋肉の8酵素11遺伝子座、肝臓の6酵素9遺伝子座を調べた。3カ所の種苗で最大遺伝子頻度が0.95以下の変異が認められた遺伝子座は1から4であった。全所で変異の認められた肝臓のIDHにおいて、人工種苗のIDH−1A遺伝子頻度は0.400〜0.783と既報の天然集団と比べて大きくふれた。また、人工種苗では天然集団で変異の認めらた遺伝子座で変異が喪失したり、天然集団で変異の認められなかった遺伝子座で変異が出現した。これらは、人工種苗作出時にはかなり多くの親魚が使われているものの、種苗生産に関与している親魚の数は使用親魚数に比べてかなり少ないのではないかと推察される。4年度では人工種苗の遺伝的解析として、3カ所の種苗生産現場での種苗しか分析を行えなかった。そこで1年延長し、採集標本数を増やすことにより、分析結果の精度向上をねらう。また、マダイについても同様の分析を行う。 | ||
研究分担 | 資源増殖・魚増殖研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036640 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |