アワビの初期餌料の探索と大量培養法の開発(57)
アワビの初期餌料の探索と大量培養法の開発(57)
課題番号 | 1993005050 | ||
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研究機関名 | 東北区水産研究所(東北水研) | ||
研究期間 | 継S63〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 種苗生産及び養殖技術の高度化 | ||
大課題 | 東北海域における種苗生産技術の高度化 | ||
中課題 | 種苗生産システムの開発 | ||
小課題 | アワビの初期餌料の探索と大量培養法の開発(57) | ||
摘要 | 殻長1mm程度から呼水孔形成前までのエゾアワビ稚貝の成長に及ぼす餌料の影響を検討するため、12種の付着微細藻を餌料として与えた稚貝の摂餌行動と成長を観察した。12種のうち4種の珪藻を与えた場合に日間成長速度が50μm/dayを上回り、他の8種を与えた場合に比べ明らかに速く成長した。稚貝の排泄物を観察したところ、成長の遅い稚貝の排泄物中には上記4種の珪藻を与えた場合に比べて著しく多くの生きた藻類細胞が見られた。これは稚貝の摂餌方法と藻類の付着形態及び細胞殻の強度の違いによって生じた現象であり、このため成長速度に差が生じたものと考えられる。最適餌料は稚貝の成長によって変化するものの、着底から呼水孔形成前までの好適餌料はこれでほぼ明らかになった。 | ||
研究分担 | 資源増殖・魚介増殖研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030036965 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |