産地連携方式による生産・出荷計画の策定手法の開発(245)
課題番号 | 1993000228 |
研究機関名 | 農業研究センター(農研センタ) |
研究期間 | 完H02〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 活力ある地域農業展開のための効率的農業生産体系の確立 |
大課題 | 地域農業の構造解析と発展方式の策定 |
中課題 | 土地利用方式の策定と地域農業の計画手法の開発 |
小課題 | 産地連携方式による生産・出荷計画の策定手法の開発(245) |
摘要 | 生産条件の異なる複数の野菜産地が連携して周年出荷を行なっていくことで、価格と生産の安定を計り、生産者と消費者双方に利益をもたらすシステムの確立を目指す研究の一環として、複数の産地と複数の市場を想定した生産出荷計画作成の電算機処理プログラムを開発した。本年度はデータ入力および訂正を簡単に行なえるスプレッドシート方式を採用して、プログラムの改善を行ない、操作性の向上を計った。この電算機処理プログラムの実地適応性を検証することを主目的に、共同研究機関の山梨県農試が設立に関与している産地連携生産システムを調査したが、まだ軌道にのっておらず、生産条件、生育時期が異なる場合の生育期間、収量が把握できず、実場面でのプログラムの検証は今後に残された問題となった。生産条件の異なる複数の野菜産地が連携して周年出荷を行なうシステムが成立するためには、すでに有利な生産条件(調査事例では夏ほうれんそう生産のための高標高)で生産を行なっている既存産地にとっても、産地連携がさらに有利な条件をもたらすものであることが必要である。そのためには産地連携を新しい販売ルート開発の契機にしていくことが必要であろう。 |
研究分担 | 農業計画・市場適応研(市場対応班) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037210 |
収録データベース | 研究課題データベース |