食用油脂がグリセロ脂質合成系に与える影響(1)

食用油脂がグリセロ脂質合成系に与える影響(1)

課題番号1993003588
研究機関名食品総合研究所(食総研)
研究期間完H02〜H04
年度1993
研究問題品質成分の解明及び評価
大課題食品の健全性に係わる成分の評価及び開発
中課題栄養素の生理・生化学的機能の解明
小課題食用油脂がグリセロ脂質合成系に与える影響(1)
摘要肝臓ミクロソームのジグリセリドアシル転移酵素(DGAT)はトリグリセリド(TG)合成系の最終段階に位置する酵素であり、1,2−ジグリセリド(DG)に脂肪酸を転移しTGを合成する。DGATは肝臓でのTG合成とリポタンパク質の合成を制御して血清脂質濃度に影響を与えると考えられる。本研究では、DGATの基質特異性が食用油脂による肝臓のTG合成の制御に関与する可能性を検討した。不飽和度の異なった種々のDGを反応系に添加し酵素活性を測定した場合、基質DGの分子種によって酵素反応のKm値には変化がなかったが、不飽和度の高い脂肪酸を含むDG分子種では、低いVmax値を与えた。さらに、不飽和度の異なる種々の食餌脂肪をラットに与え、ミクロソームDGに対するDGAT活性を測定すると、活性は不飽和度の高い脂肪を与えた場合低値を示した。さらに、不飽和度の高い脂肪の投与はミクロソームDGの構成脂肪酸の不飽和度を増加させることが確認された。以上の結果から高度不飽和脂肪酸の脂質代謝改善機能にDGATの基質特異性が関与することを明らかにした。
研究分担食品機能・栄養化学研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037259
収録データベース研究課題データベース

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