脂質構造が代謝・生理機能特性に及ぼす影響の解明(5)

脂質構造が代謝・生理機能特性に及ぼす影響の解明(5)

課題番号1993003591
研究機関名食品総合研究所(食総研)
研究期間継H03〜H05
年度1993
研究問題品質成分の解明及び評価
大課題食品の健全性に係わる成分の評価及び開発
中課題栄養素の生理・生化学的機能の解明
小課題脂質構造が代謝・生理機能特性に及ぼす影響の解明(5)
摘要脂質構造あるいは脂肪酸構造が生体での代謝・生理機能特性に与える影響を解明することを目的として、ジグリセリド(DG)と、互いに二重結合の位置が異なるトリエン型多価不飽和脂肪酸である、α−18:3、γ−18:3及び韓国産松実油に含まれる不飽和脂肪酸(5c、9c、12c−18:3(po−18:3))の栄養生理機能及び代謝特性を検討した。DGを脂質源とした飼料でラットを飼育するとTGを脂質源とした飼料で飼育した場合と比較して、血清TG濃度が有意に低下することが明らかとなった。さらにこの低下はDGの飼料への5%以上の添加で発現した。一方、po−18:3等のトリエン型多価不飽和脂肪酸を基質として測定した肝臓グリセロ脂質合成系酵素活性は飽和脂肪酸、モノエン型脂肪酸、ジエン型脂肪酸を基質とした場合に比較して低値を示した。また、初代培養肝細胞の培地に各種脂肪酸を添加した場合、トリエン型多価不飽和脂肪酸添加で肝細胞からのTG分泌量が低下した。以上、DGはTGに対して、また、トリエン型多価不飽和脂肪酸は飽和脂肪酸、モノエン型脂肪酸あるいはジエン型脂肪酸に対して、脂質代謝に異なる影響を与えることが示された。
研究分担食品機能・栄養化学研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037262
収録データベース研究課題データベース

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