マイクロ波を用いた食品成分測定のための前処理法(31)
課題番号 | 1993003616 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 継H03〜H06 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 品質成分の解明及び評価 |
大課題 | 食品の分析及び品質評価法の改良、開発 |
中課題 | 食品の分析法の開発及び品質評価基準の策定 |
小課題 | マイクロ波を用いた食品成分測定のための前処理法(31) |
摘要 | 食品中の有機および無機成分を測定するための試料の前処理は、アルカリおよび酸による長時間の加熱分解が一般的である。マイクロ波を用いて試料分解時間を短縮するための諸条件を検討する。窒素測定のためのケルダール分解の分解補助剤、マイクロ波出力と分解時間、試料の種類(小麦粉、クリープ、きなこ)および試料量について検討した。試料0.5gに分解剤として硫酸20ml、分解補助剤(硫酸カリウム、硫酸銅、二酸化チタン)10gおよび過酸化水素水(20%)を用いて分解条件を検討した結果、試料の種類により、マイクロ波出力と分解時間のプログラムを変える必要があったが、27分〜35分で分解が終了し、分解時間を1時間程度短縮できた。測定値は従来法のマクロ法とよく一致し、再現性もよかった。次年度は食品中のアミノ酸および無機成分測定のための試料の前処理法について検討する。 |
研究分担 | 分析評価・状態分析研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037287 |
収録データベース | 研究課題データベース |