新規蛍光試薬の合成と超微量分析法(32)
新規蛍光試薬の合成と超微量分析法(32)
課題番号 | 1993003617 | ||
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研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) | ||
研究期間 | 完H03〜H04 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 品質成分の解明及び評価 | ||
大課題 | 食品の分析及び品質評価法の改良、開発 | ||
中課題 | 食品の分析法の開発及び品質評価基準の策定 | ||
小課題 | 新規蛍光試薬の合成と超微量分析法(32) | ||
摘要 | 本研究は、脂質研究を遂行する際に必要な新しい超微量分析法を確立する一端として、脂質分解酵素の分析に適する蛍光誘導体の開発と酵素活性測定系の設定と応用を目的とする。前年度確立した、蛍光法による有機溶媒中での脂質分解酵素の活性測定法を応用して各種クロロフィル関連物質のリパーゼ活性阻害効果について検討した。トリオレインを基質として有機溶媒存在下でリパーゼ活性を測定したところ、クロロフィルを始めとするポルフィリン化合物は、リパーゼ活性を阻害することがわかった。また、4−メチルウンベリフェロンを基質とする水系においても、これらの化合物は、リパーゼ活性を阻害した。一方、クロロフィルの前駆体であり、ポルフィリン骨格のないポルフォビリノーゲンやδ−アミノレブリン酸は、いずれの系でも、阻害効果を示さなかったことから、リパーゼ活性の阻害には、ポルフィリン、あるいはポルフィリン骨格が関与しているものと推定した。 | ||
研究分担 | 理化学・炭水化物研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037288 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |