複合糖質の調製とその性質(68)
複合糖質の調製とその性質(68)
課題番号 | 1993003656 | ||
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研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) | ||
研究期間 | 継H04〜H09 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 素材の特性解明及び利用 | ||
大課題 | 食料資源の理化学的性質の解明 | ||
中課題 | 糖質の特性解明と高度利用 | ||
小課題 | 複合糖質の調製とその性質(68) | ||
摘要 | 複合糖質の汎用性を高めるために、複合糖質の親水基がタンパク質表面と相互作用することを利用した、タンパク質の新規な精製法の確立を試みた。本年度は、δ−グルコノラクトン、グルタミン酸、高級アルコールから構成される合成界面活性剤を用いて、タンパク質との相互作用を調べた。これまでに確立した有機溶媒可溶化リパーゼの調製法を応用して、界面活性剤とタンパク質で水に不溶な複合体を調製した。この複合体を有機溶媒に溶かし、トリエチルアミンと緩衝液を添加した系で、複合体を構成したタンパク質を水層に抽出した。抽出されたタンパク質を調べた結果、界面活性剤と複合体を調製するときの溶液中のテトラヒドロフランの濃度に依存して、タンパク質が界面活性剤と複合体を構成する効率が異なることがわかった。本法を応用して、各種の粗リパーゼを活性を維持したままの状態で6〜64倍に精製することができた。 | ||
研究分担 | 理化学・炭水化物研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037327 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |