不活性ガス等の高圧利用による害虫制御(136)

不活性ガス等の高圧利用による害虫制御(136)

課題番号1993003721
研究機関名食品総合研究所(食総研)
研究期間継H04〜H07
年度1993
研究問題加工・流通技術の開発及び利用
大課題食品の品質保持技術の改良、開発
中課題食品害虫の制御法の改良、開発
小課題不活性ガス等の高圧利用による害虫制御(136)
摘要穀・豆類や小麦粉の害虫防除法として浸透性の良いくん蒸剤が活用されているが、くん蒸剤はいずれも人体に対する毒性が強く、また、一部には環境破壊源としての疑惑もでており、新たな防除法の開発が強く求められている。本研究は、不活性ガス等を高圧下で害虫に作用させ、昆虫に生理及び物理的障害を与え致死させることを原理とするもので、安全性が高く、しかも、速効的な害虫の制御が期待できる。本年度は、CO2及びHeをガス源として、ガスを加圧し瞬時に圧力を降下させた場合の効力について、種々貯蔵食品害虫を用いて検討した。CO2はコクゾウ等4種の成虫を20kg/cm2x5minの処理で完全に致死させた。しかし、卵と幼虫は耐性が強く、完全殺虫には30kg/cm2を要した。被処理虫は、腹部が破壊され内臓の突出がみられた。一方、Heは、コクゾウ成虫に70kg/cm2の高圧処理を行っても効果はなかった。両ガス間の効果の違いは昆虫体液への溶解量の差が反映しているものと推察される。今後は、未成熟期を中心にCO2処理における圧力と処理時間の関係を明らかにするとともに、くん蒸剤の微量添加による相乗効果をも検討する。
研究分担流通保全・貯蔵害虫研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037392
収録データベース研究課題データベース

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