群落微気象及び局地気象の特性の解明と機能の評価−半乾燥植生地域における微気象および植物の生理生態機能の調査測定(26)
課題番号 | 1993000542 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
研究期間 | 延H01〜H06 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業環境資源の賦存量の把握及び特性の解明と機能の評価 |
大課題 | 土壌・水・気候資源の特性の解明と機能の評価 |
中課題 | 土壌・気候資源の物理的特性の解明と機能の評価 |
小課題 | 群落微気象及び局地気象の特性の解明と機能の評価−半乾燥植生地域における微気象および植物の生理生態機能の調査測定(26) |
摘要 | 中国科学院・蘭州砂漠研究所・奈曼周辺の草原で、熱収支や風速分布などの微気象観測を実施し、また、1979〜1988年の月平均気温、降水量、蒸発量などの現地データを入手し解析した。内蒙古東部の草原地帯では、6〜8月に年降水量の約65%が降るが、乾燥した強い北西風により蒸発量は4月〜6月に日平均9mm程度となる。この潜熱量は純放射量を上回り、草原植生の伸長期に水ストレスをもたらすことがわかった。草原のアルベドは、5月中旬の約25%から8月上旬の最低値19%まで変化した。草原の日中の蒸発散量は8月上旬に最大の2.8mm/日で、乾期には1mm/日以下であり、熱収支配分では、8月上旬までの湿潤季には潜熱輸送が50%強を占めるが、乾期には25〜29%に低下し顕熱輸送量が約50%となった。 |
研究分担 | 環境資源・気象特性研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037716 |
収録データベース | 研究課題データベース |