植物の生育ステージに対応して変化する微生物群の動態
課題番号 | 1993000569 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
他機関 | 北農試 |
研究期間 | 単H04〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業環境資源の賦存量の把握及び特性の解明と機能の評価 |
大課題 | 環境生物資源の特性の解明と機能の評価 |
中課題 | 環境生物の特性の解明と機能の評価 |
小課題 | 植物の生育ステージに対応して変化する微生物群の動態 |
摘要 | これまで、植物病原微生物の生態研究はそれぞれの病原体個体群の生態に注目し、その生活環を明らかにして発病機構を解明することに研究の主力が注がれてきた。このことは、現在も主たる研究テーマではあるが、近年、環境要因(高温、雨、栽培方法の変化等)によって急激に変動する病害が多く、その発病機構については解明されていないものが多い。これらの未解明の病害に対処するためには、植物に寄生する非病原性の細菌の生態も同時に知る事が必要と考え、イネの異なる生育ステージの材料から細菌を分離培養した。その結果、幼苗では増殖の早い白色コロニーが多いが、生育が進むにつれて黄色のコロニーが多くなり、特に、出穂後は黄色コロニーが80%以上を占めた。このコロニーの特徴と細菌学的性質から、生育ステージによって、ある特定の細菌が優位に存在する現象が確認された。 |
研究分担 | 環境生物・寄生菌研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037743 |
収録データベース | 研究課題データベース |