課題番号 | 1993000612 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
他機関 | エモリー大;ミネソタ大;天敵生物研 |
研究期間 | 完H02〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業生態系の構成要素の動態・相互作用の解明と制御技術の開発 |
大課題 | 農業生態系における要素間相互作用の解明と制御技術の開発 |
中課題 | 生物群集レベルにおける相互作用の解明と制御技術の開発 |
小課題 | 植物食性節足動物群集の生態の解明(98) |
摘要 | 食植性の節足動物の群集生態を明らかにし、害虫管理や農耕地生態系の生態学的な管理に寄与することを目的とした。作物の歴史的な導入時期とその害虫群集の食性の寄主植物特異性には有意な相関が見られ、作物に対する害虫群集の付随期間が長いほど、食性の特殊化が進んでいることが明らかとなった。マメ科雑草であるクズの食植者群集をクズの原産地のつくば市と導入地の米国ジョージア州で調査し比較したところ、両群集は生物の分類学的構成は大きな違いはなかったが、つくば市でのギルド構造は大変複雑で、内部から摂食する種やクズを専食する種が多く、それらは個体数でも優占していた。施設栽培作物の害虫群集のアンケート調査から主要な作物では50種以上の害虫が認められ、また露地の害虫の60%以上の種が施設で害虫となっていること、および重要害虫は吸汁性であること等が明らかとなった。詳しい結果は印刷して公表する。 |
研究分担 | 環境生物・個体群研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037786 |
収録データベース | 研究課題データベース |