課題番号 | 1993000619 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
他機関 | 委託:島根大学【前田泰生】 |
研究期間 | 延H01〜H07 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業生態系の構成要素の動態・相互作用の解明と制御技術の開発 |
大課題 | 農業生態系における要素間相互作用の解明と制御技術の開発 |
中課題 | 生物群集レベルにおける相互作用の解明と制御技術の開発 |
小課題 | ハナバチ類の社会構造の解明(105) |
摘要 | ヤマトツヤハナバチは、自然界では大半が単独性、一部で準社会性、半社会性、遅延型真社会性の4タイプが並存することが知られている。娘バチの生殖休眠を人為的に覚醒させて、小型ゲージ内で透視ガラスの人工巣に母バチと同居させて飼養し、非遅延型真社会性を誘起させ、その成立過程とカスト分化度を明らかにした。同居した母と娘のカスト分化度は、鍵となる採餌、給餌、産卵、ガードの4つの作業で判定した。その結果、複数メスの長期の同居が継続した20巣の内、6巣で娘の休眠が覚醒し、2巣で非遅延型真社会性が成立した。母と娘の作業分担の推移と共存の成立過程は、女王がワーカー出現後に産卵に専念する低次真社会性のマルハナバチ類やコハナバチ類のそれに類似する。 |
研究分担 | 環境生物・昆虫分類研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037793 |
収録データベース | 研究課題データベース |