課題番号 | 1993000634 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
研究期間 | 継H03〜H05 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業生態系の構成要素の動態・相互作用の解明と制御技術の開発 |
大課題 | 農業生態系における要素間相互作用の解明と制御技術の開発 |
中課題 | 生物と土壌・水・大気の相互作用の解明と制御技術の開発 |
小課題 | 農業用排水の水質浄化に適した藻類種の検索(141) |
摘要 | 平成3年度の有用藻類種の検索により選択した、淡水産緑藻Botryococcus brauniiを用いて、各地から採水した硝酸汚染地下水で培養実験を行った。実験に供した地下水は、茨城県玉造町大清水池の湧水、埼玉県岡部町の湧水、沖縄県宮古島の地下水である。各地下水は高濃度の硝酸態窒素(4〜20mgN/L)を含んでいたが、リン酸態リンの濃度は非常に少なかった。各種栄養塩類を含む標準培地での本種の成長は良好であった(倍加時間2〜5日)。一方各地の地下水では、本種はほとんど増殖せず、リン及びFeEDTAの添加が必要なことが判明した。好培養条件下では1カ月で1〜3g乾重/Lの藻体が得られた。藻体当りの硝酸態窒素消費速度は1〜2mgN/g乾重/日であった。 |
研究分担 | 環境資源・水質保全研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037808 |
収録データベース | 研究課題データベース |