農業生態系における物質循環とエネルギ−動態の解明−大気−農耕地におけるCO2ガス収支の動態解明−(155)
課題番号 | 1993000665 |
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) |
研究期間 | 継S59〜H07 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業生態系の構成要素の動態・相互作用の解明と制御技術の開発 |
大課題 | 物質循環及びエネルギー動態の解明と制御技術の開発 |
中課題 | 物質循環とエネルギー動態の解明 |
小課題 | 農業生態系における物質循環とエネルギ−動態の解明−大気−農耕地におけるCO2ガス収支の動態解明−(155) |
摘要 | イネやダイズ群落でのガス濃度や風速分布と中国内蒙古の草原や砂丘で得られた観測結果を解析し、傾度法と熱収支法よる群落拡散速度の評価手法に関する問題点を検討した。傾度法では、地面修正量dと粗度長Zoを群落構造と気流条件により時々刻々変化する変数として扱うことにより精度が向上した。風速約2m/s以上の場合、夜間のフラックス評価に利用可能であり、大気が弱安定の場合は安定度補正しないほうが実態に近いことがわかった。熱収支法では、純放射量が低く2高度の濃度差が小さい場合に負の値となったり発散したが、純放射量が高い場合に比較的安定した拡散速度が得られ、乾物重から求めた値とほぼ合致するCO2フラックスが得られた。晴天日中で群落上の風速が2〜3m/s程度で、純放射量が潜熱と顕熱とに分配されるような場合に傾度法と熱収支法による拡散速度が比較的合致した。 |
研究分担 | 環境資源・気象特性研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030037839 |
収録データベース | 研究課題データベース |