脂溶性ビタミン欠乏に伴う筋間水腫発症機序に関する研究(89)

脂溶性ビタミン欠乏に伴う筋間水腫発症機序に関する研究(89)

課題番号1993003495
研究機関名家畜衛生試験場(家畜衛試)
研究期間継H04〜H07
年度1993
研究問題生産病等の防除技術の確立
大課題生産病等の発病機序の解明
中課題代謝及び機能障害の発病機序の解明
小課題脂溶性ビタミン欠乏に伴う筋間水腫発症機序に関する研究(89)
摘要筋間水腫発生とビタミンA欠乏との因果関係を明確にし、さらに生化学的、内分泌的因子との関連性を探る目的で、野外(青森県内K牧場)発生した脂溶性ビタミン欠乏症と考えられる症例について、脂溶性ビタミン剤投与前後における肝臓、血液成分の変動について検討した。発症群では、ビタミンAED剤投与前における生化学的変化として、■血漿および肝臓におけるビタミンAの低下、■甲状腺ホルモン(サイロキシン)の上昇、■血清総蛋白質量の変動がほとんどないにもかかわらず、アルブミン、トランスフェリン、セルロプラスミン、トランスサイレチンなど比較的分子量の小さい血清蛋白質の低下、■血漿フィブリノーゲンの増加、■血漿浸透圧の低下などがみられた。これらの変化はビタミンAED剤投与後には正常値に回復した。一方、水腫発症牛では、筋線維間小動脈壁の粗性化等の病理学的所見が得られた。これらの結果から血管壁が脆弱化し血管透過性が亢進することが筋間水腫発生の引き金になると推察された。今後、脂溶性ビタミン、特にビタミンA作用とこれら所見の関連性について検討する必要がある。
研究分担東北・2研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038032
収録データベース研究課題データベース

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